2月7日千葉エコ・エネルギー㈱代表のブログ”ちばエコ日和”に、ソーラーシェアリング事業調査のための徳島訪問の様子が掲載されました。
先週末にソーラーシェアリング事業の現地調査のため、徳島県に行ってきました。 人生初となる四国入りです。 瀬戸内側も太平洋側も日照時間が全国平均より長い四国ですが、ソーラーシェアリングもある程度普及しているという情報は耳にしていました。 今回は、主に山間部での耕作放棄地問題や農業後継者不足にソーラーシェアリングが役立つところがあるのでは?ということで、地元の方の要請を受けての出張です。 徳島県の農業の現状 徳島県の農業センサスによると県内の耕作放棄地面積は4,577haあり、農業後継者の有無で見ると農家17,958戸のうち同居農業後継者がいるのは5,677戸にとどまります。 同居していない農業後継者がいるのは3,888戸であり、合計すると9,565戸(53%)が後継者のいる農家です。市町村別で見ると後継者がいないとする農家が60%を超える地域も複数あるほか、農業就業人口の平均年齢は66.8歳となっていて、7つの自治体では70歳を超えている状況にあります。 この平均年齢の高さは全国的な傾向ですが、徳島県も例に漏れていません。 ソーラーシェアリングが厳しい? さて、そんな徳島県下で「ソーラーシェアリングが厳しい」とされる理由を探ってみると、やはり営農の安定的な継続が図られていないような事業が複数あるようです。 発電設備に背が高いだけの野立て架台を採用していたり、栽培する作物と遮光率のバランスが考慮されておらず、結果として作物の収穫量や品質に悪影響を与えてしまっている事例があり、それを受けて一時転用許可の許可権者である県が厳しく審査をしていると見られます。 まだ一度訪れただけですので、引き続き現地に足を運んで現状の把握に努め、詳しい状況が分かれば改めて情報を整理していきます。
地域によって審査が厳しいという声を耳にしますが、”農業振興”を前提とした遮光率などの設備設計や作物の選定ができるようなノウハウの普及が進むと良いですね。
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