国内外のベンチャーのニュースを配信するサイトTechableにて、1月22日コンテナ型のスマート農業ツールの開発について掲載されました。
コンテナ型のスマート農業ツールが米サンフランシスコで開発された「Farm from a Box(ファーム・フロム・ア・ボックス)」は、3kW(キロワット)の太陽光発電パネル、灌漑システム、LED照明、WiFi、遠隔モニタリングソリューション、育苗ハウス、農具などを組み込んだ、コンテナ型の農業ツールだ。およそ2エーカー(約0.8ヘクタール)の農地をカバーし、1年間で150人分の食料を栽培することができる。「Farm from a Box」の特徴は、太陽光発電によって、送電線と繋がっていない“オフグリッド”の地域でも、作物の栽培に必要な電力が確保されている点。また、精密農業テクノロジーも導入により、土地や土壌の状態を遠隔で常時モニタリングでき、水やエネルギーの消費量を最適化し、農業生産性の向上につなげることができる。
食料不足に苦しむ国々にスマート農業ソリューションを展開「Farm from a Box」は、2015年、米カリフォルニア州ソノマで初めて試験的に設置されたのち、エチオピアにも導入。今後は、新鮮な食料を恒久的に供給する手段として、食料不足に苦しむ国や地域のコミュニティや学校への設置を検討しているほか、代替的な食料支援策として、難民キャンプなどへの設置も視野に入れている。
食料不足対策から開発された「Farm from a Box」は、日本の農業振興に役立つアイデアがつまったギフトボックスのように感じました。
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