固定価格買取制度の運用ルール改定や指定電気事業者制度の拡大で、太陽光発電所への出力制御（出力抑制）の関心が高まっている中、九州電力が種子島における再生可能エネルギー発電設備への出力制御についてプレスリリースを発表しました。
種子島では11MW以上の太陽光発電設備と660kWの風力発電設備が導入されており、既存の火力発電所の出力を最低水準に抑えてもゴールデンウィーク期間中に島内の電力需要を再生可能エネルギー発電設備の供給量が上回ることが予想されるため、国内初となる出力制御を実施する可能性があるとしています。
出力制御の詳細な実施方法については経済産業省の新エネルギー小委員会で議論が続いていますが、今後の議論や他地域で出力制御を行う際の先行事例として注目されます。