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【ニュース】沖縄県のコーヒーソーラーシェアリング

更新日:2019年12月19日

「こんなに成長したのは30年間のコーヒー栽培で初めて」

みなさんは、日本でもコーヒーが栽培されていることをご存知ですか?

コーヒーは、「コーヒーベルト」と呼ばれる赤道付近を中心に世界中で栽培されています。生育条件には、温度や雨量、土壌の水はけ、日当たりなどがあるようですが、日本にもこのコーヒーベルトが狭いながらも存在し、奄美諸島や沖縄・小笠原諸島など限られた地域で露地栽培が行われています。

今回は、沖縄タイムスに掲載されていたコーヒーのソーラーシェアリングの記事をご紹介します。

沖縄珈琲生産組合の前組合長、宮里直昌さん(69)=沖縄市=が名護市天仁屋のソーラーパネル下でのコーヒー栽培に力を入れている。農業をしながら太陽光発電する「ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)」を利用。沖縄の直射日光を防ぐことで苗の成長がとても良いと言い「こんなに成長したのは30年間のコーヒー栽培で初めてだ」と驚いている。(中部報道部・勝浦大輔) 沖縄タイムスプラス「沖縄の日差し 太陽光発電とコーヒー栽培のおいしい関係 パネルの日陰ですくすく」

沖縄のコーヒー栽培の攻略すべき天敵のひとつに「直射日光」があり、ソーラーパネルがあることでそれが遮られ、今回成長が顕著だったのではないかと、宮里さんは推測しています。パネルがあると、真上からの日光はほとんど遮られるものの、朝夕など時間帯によっては横から日が差すそうです。この横からの日光で十分育つということは、いかに沖縄の直射日光が強いか、という事を表していますね。

県内でコーヒーを作り30年になる。中南米の高山が主産地のコーヒー栽培が沖縄で可能か-。今も試行錯誤しながら栽培を続ける宮里さんは「琉球列島の夏の暑さ、冬の寒さに人間の手を加えればコーヒーはできる。ここでなければ作ることのできない希少価値のあるコーヒーだ」と力を込める。 沖縄タイムスプラス「沖縄の日差し 太陽光発電とコーヒー栽培のおいしい関係 パネルの日陰ですくすく」

宮里さんは、20基あるソーラー群のうち、4基の下(1基約120坪)で栽培するほか、名護市屋我地でビニールハウスを使用した栽培も手掛けているそうです。


出典・参考


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