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【導入事例】つくばソラカルファーム発電所

「自分たちでできることは自分たちの手でやろう」という意識をもって、今回のソーラーシェアリングもセルフビルドで行った。同じ意識を持つ後に続く方を応援していきたい。

市民が、石油や原発に頼らずに自分たちの手でエネルギーを創り、また、輸入に頼らずに自らで食を生産するような社会になって欲しいと願っている。

ソーラーシェアリングはそうした社会を実現できる可能性をもっていると信じる。


設置したきっかけ

所属していた市民団体の活動をしていた際に管直人氏へインタビューをする機会があり、その時に「ソーラーシェアリング」の事を初めて知った。その後、発案者であるCHO技術研究所の長島彬氏を訪問して設計思想を学び、自身でも設置しようと思ったのがきっかけである。


設置してよかったこと苦労したこと

良かったこと

長島彬氏の考案したソーラーシェアリングをいち早く設置導入できた点売電収入を得ることができ、経済的な安定が図れる点多くの方々が見学・来訪する場となり、人とのつながりが増えた点


苦労したこと

10ヵ月間かけてほぼセルフビルドで設置したので大変だった。特に、真夏や真冬の肉体的労働作業は苦労した。初めて設置するので、どのような部材を選定して、どこから調達するか、自身で試行錯誤しながら進めなければならなかった点。


発電所名          つくばソラカルファーム発電所

所在地          茨城県つくば市

所有者          松岡 顕

発電出力          49.9(kWp(DC))

発電量          79,501kWh/年

電気の使途        東京電力への全量売電

パネル          Looop社製 100W×579枚

          ※その後、Luxor Solar社製115W×21枚、perfect energy社製115W×42

          枚を増設設置

インバーター        新電元社製 10kW×5台※その後、1台を田淵電機社製9.9kWに交換

架台           先メッキ仕様のΦ48.6㎜の単管パイプを用いて、結合部はクランプやジ

          ョイントを使用して組み立て。

支柱間隔          南北約5m・東西約4.5m

支柱の高さ      約3.5mで設置。

モニタリングシステム 株式会社 Lean Energy社製 節電モニター「はやわかり」

遮光率          水平時:25.5% 駆動時:17.7~50.3%

基礎           コンクリートブロックに単管パイプを立て、モルタルを流し込み固定

          地中約60㎝程度の深さに埋め込み。

地目           山林 ※現在は雑種地

耕作物          さつまいも、サトイモ、いちじく、大根、ミニトマト、ブルーベリー、

          ごま、等

設置面積          約1,500㎡

設置費用          1,500万円(ただし、施工人件費用は含まず)

発電開始日        2013年10月

トラブル、メンテナンス   ・パワーコンディショナー内のブレーカー部分における配線の閉めがゆ

          るかった為、その部分に接触障害が生じて抵抗があがりショートしてし

          まい焼けてしまった。

          ・開発した「ソラカルシステム」の駆動は問題なく動作している

          ・発電量や「ソラカルシステム」は自身で定期的にチェックしている。

特徴           ・自身が開発した、手動式のパネル回転システム「ソラカルシステム」

          により、季節、天候、農作物に合わせてパネルの傾斜角を調整すること

          ができ、農業への影響を最小限に抑えながら、効率的に発電を行うこと

          が可能である。本システムにより、発電量UP

          ・日照量調整・積雪対応・強風対応・洗浄容易の5つのメリットを実現

          している。また、安価な汎用資材とワイヤー、ハンドウインチにより手

          動で全パネルを一度に同時駆動できるのは、何より感動を呼ぶことがで

          きる。

          ・ソーラーシェアリングの設置導入にあたり、ソラカルシステムの設

          計、施工支援をしており、技術指導をする形でサポートをしている。



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