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ソーラーシェアリングの5年間を振り返る

更新日:2019年12月11日


ソーラーシェアリング 5年間の進化とは?

当サイト運営会社千葉エコ・エネルギー株式会社の代表、馬上丈司が、「全国ご当地エネルギーリポート!」(「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議(エネ経会議)」主催)の記事において、ソーラーシェアリングの5年間について、振り返っています。

◆5年間で乗り越えた課題とは? 農林水産省がソーラーシェアリング事業を認可したのは、およそ5年前の2013年4月です。その後、ソーラーシェアリングをめぐる環境はどのように変化したのでしょうか?ソーラーシェアリングには「自然エネルギーを増やしながら、地域の農業振興に結びつける」という一石二鳥のコンセプトがあります。しかし当初は実践例が少なく、「本当に二兎が追えるのか」という不安の声が外部の企業や金融機関などから出ていました。 「疑問視されていたのは事業としての採算性です。すき間を開けた太陽光発電で元が取れるのかということと、ソーラーパネルの下でちゃんと作物が育つのかという2点です。そのため、金融機関からの融資が受けにくい状態が続いていました。また、当初はチャレンジ精神のある個人の農家が、自分の土地でひとつずつ設置するところから始まりましたが、農家はすでに農業機械の購入などで複数のローンを抱えている人が多く、新たな融資が受けにくいという事情もありました」(馬上さん) (中略) 転機となったのは2016年。匝瑳市で出力1メガワット(=1000キロワット)の大規模施設、「メガソーラーシェアリング」のプロジェクトが動き始めてからです。最終的に城南信用金庫などの金融機関が融資したことで、設備は2017年3月に完成しました。なおこの事業には、千葉エコも出資をしています。かつてない規模の事業に金融機関が融資したことは、大きな実績となりました。 (中略) 馬上さんは、この5年間の変化についてこう語りました。「これまでのソーラーシェアリングは、お金持ちか、あるいは良い意味での変わり者しか手を付けられませんでした。でもこれからは、やりたいと思えば誰でもできるステージに入ってきたと思います」。 ◆ソーラーシェアリングは新しいステージへ (中略) 「以前より増えたといっても、ソーラーシェアリングを実施しているのは日本の農地面積450万haの0.01%以下にすぎません。情報も実績も不足しているので、全国で農業に携わっている人たちには、まだまだ知られていない。そこで千葉エコとしては各地で取り組みを紹介し、可能性を感じてくれた農家さんにコンサルという形で協力しています。それも単なるコンサルではなくて、自分たちで発電も農業もやっているプレーヤーとしての実績がありますから、一緒に取り組みを進めていくことができます」(馬上さん) (中略) 持続可能な農業を実現するために、ソーラーシェアリングで何ができるのか、課題と可能性について、次回も馬上さんに話を伺います。
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