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【導入事例】匝瑳飯塚 SolaShare 1号機

更新日:2019年12月3日


©千葉エコ・エネルギー

太陽光発電、小水力発電、バイオマスと様々な自然エネルギー利用に関わる中で、エネルギーを作ることは第一次産業であり、農業と切り離せないものだと考えるようになった。 ソーラーシェアリングの設置上の課題も明らかになり、新型のモジュール開発を国内メーカーと進めるきっかけともなった。 今後は、ソーラーシェアリングを通じて、自然エネルギー×農業×地域の取組を積極的に展開していきたい。


設置したきっかけ

  • ソーラーシェアリングの事業化支援を重ねる中で、自分たちでも設備を保有することで、その経験を活かした取組が出来るのではないかと考えた。

  • 自然エネルギーへと取り組み中で、農業とエネルギーは切り離せないものだと考えたことから、農業へ取り組もうとしたことも大きなきっかけ。


設置してよかったこと苦労したこと

<良かったこと>

  1. 実際に設備を導入するにあたっての、許認可から設計まで様々なハードルについて、当事者として取り組んだことで新たな課題などが明らかになり、今後の事業への大きな学びとなった。

  2. 自社設備を持ったことで、地元の農家さん達とのつながりも持つことが出来、農業へと踏み込んでいく足がかりとなった。

<苦労したこと>

  1. 設置した畑に傾斜があり、北側と南側で1m近い高低差があったことで、工事に際して設計などの調整が繰り返し必要になった。

  2. 地面の浅い場所に粘土層があるため、雨が降ったあとは表土に水が溜まって工事に支障が出た。

  3. 施工業者にソーラーシェアリング施工の経験が少なかったため、細かい部分での調整を繰り返す必要があり、全体の工期が大きく伸びた。

設備概要

発電所名            匝瑳飯塚 SolaShare 1号機

所在地            千葉県匝瑳市飯塚字三反町3196, 3199

所有者            千葉エコ・エネルギー株式会社

営農者            Three Little Birds合同会社

発電出力            49.5 kW (AC) / 55.16 kWp (DC)

発電量            65,000kWh/年 (初年度見込み)

電気の使途          みんな電力への全量売電(こちらから本発電所の電気が購入できま

              す)

パネル            アメリソーラー社製 70W×788枚

インバーター          SMA社製 STP10000TLEE-JP-11 9.9kW×5台

架台             Φ48.6㎜溶融亜鉛メッキ単管パイプをスマートブレースで結合組立

支柱間隔            4.1m/4.9m

高さ             2.5~3.4m

モニタリングシステム     SMA社製 Webconnect

遮光率            32%

基礎               単管組み、根絡み基礎

地目             畑

施工             株式会社横浜環境デザイン

耕作物             大豆(千葉県在来品種コイトザイライ )、麦

設置面積            約1,166㎡

設置費用            1,600万円

発電開始            2016年3月

特徴             下部の農地は、地元若手農家の方を代表として、共同出資で設立し

            た”Three little birds 合同会社”が行う。今後、有機JAS認定を受             けられるような農業を目指していく。

            1軸の自動追尾型のシステム「スマートターン(R)」を採用。東西向

            きに設置されたパネルが、日々の太陽の方角に合わせて自動で角度

            が変わる仕組みになっている。もちろん手動でも動かすことがで             き、最大45度まで調整が可能。台風など風が強い日はパネルを水平

            にして抵抗を減らしたり、雪が降る日は角度をつけてパネル上に積

            雪しないようにしたりすることができる。

トラブル、メンテナンス 自動追尾型システムの微調整を繰り返しながら、最適な発電パター

            ンを探っている。

匝瑳飯塚SolaShareシリーズリンク

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